ドイツでは2030年までに、 イギリス・フランスでは2040年までに ガソリン車の新車販売禁止を宣言。
業界は一気にEV化へシフトしていますね。 各ブースでも、EV車両が展示されていました。
これまでのガソリンエンジンのスポーツカー等は、 どうなってしまうのか?
政治の力で規制強化を行い、 EV車へ乗り換えさせるという方向になるのか? 今後の動向から目を離せませんね。
さて、難しい話しは置いておいて、モーターショーで見た、 素晴らしいガソリン車を紹介します。
まずはポルシェ 991GT3 新型はPDKだけじゃなく、6MTも選択できる! というのが、一番大きな変更点です。
4年前のGT3は【 PDKしか無い! 】という事で ガッカリした人も多かったようです。
その為か、マニュアル設定の911R(991台の限定車)は、 あっという間に完売になり、 中古市場で、1億円以上になったのは驚きました。
356も綺麗な状態で展示されていました。 356は1950~65年までに生産されていて、 車でもちろん駆動方式はRRです。
その頃の日本車はトヨペットクラウン・ スバル360/ダットサンS211等が出ていました。 |
ルノーブースは、F1ショ―カー・メガ―ヌRS・ ルーテシアRSが展示されていました。
近年のF1に興味ありませんが、 スタイリングには、惚れ惚れしました。
ルノーはF1参戦40年だそうです。 印象に残っているマシンといえば、 ナイジェル・マンセルが乗っていた、 ウィリアムズ・ルノーFW14B(3.5l・V10・NA)。
中でも92年のモナコGPでの、アイルトン・セナが駆る マクラーレン・ホンダMP4/7A(3.5l・V12・NA)との ラスト3周のバトルは、鮮明に覚えています。
新型のメガーヌRS、ルーテシアRSも出展されてました。 先代のメガーヌRS275トロフィーは2014年時、 ニュルのラップタイムはFF最速の7分56秒台を記録。
現在は新型のシビックタイプRが7分43秒台!! という、驚異的なタイムを出しています。 ポルシェ997GT3(前期型)が7分42秒くらいですから、 その凄さが分かります。
新型のメガーヌRSはパワーは280馬力と ライバルの300馬力に比べ控え目ですが、 売りは4Controlという機構でリアを2.7度操舵する事で、 よりマシンのコントロール性を上げているようです。
ルーテシアRSは面白くてシャシーが3つ用意されていて 【スポール】・【カップ】・【トロフィー】 という構成になっています。 トロフィーに向かっていく毎に、サーキット向けのスペックです。 |
今回のモーターショーで一番インパクトがあったのがこれ。 イケヤフォーミュラのIF-02RDS
TS020を思わせるような、レーシングカー。 で公道も走れる!というから凄い。
さらにエンジンは自社で開発中の4l・V10を 搭載するというから完成が楽しみです。
目標出力は612PSのようです。 ワンメイクレースの展開もあれば、面白そう♪ IF-02RDSは販売されるのか聞いたところ、 「おそらくは受注生産になります」との事でした。
他には、特許所得のシームレスドグミッションも展示されてました。 これは、回転数を落とさず、伝達力も途切れないという機構で、 F1では常識となっています。
こちらは量産化されるそうで、2ペダルだけじゃなく 3ペダル化も対応するようです。 これまた、楽しみが増える商品ですね。 |
マツダブースで気になった、VISION COUPE。
アストンマーティンDB9のような、美しいスタイリング。 これ欲しいと思った方は、結構居たのではないでしょうか? |
スバルブースは人口密度が高かったです。中でもS208は混み合ってました。
走り好きな方なら、このシリーズの価値は説明するまでもありませんね。 今回も台数限定(450台)の抽選販売です。 私なら購入しても、勿体なくて乗れない(笑) |
17スペックのGT-Rはエンジン・ミッション・ボディ・足回りの全てを磨き上げ、基本性能を上げているとの事。
また、内装もより高級感を出すべく、高級本革のナッパレザーを使用してあり、美しく仕上がっていました。
今やスーパーカーをも脅かすR35GT-R。 歴代のGT-Rも多くの人に喜びを与えてきました。 製造してきた日産には、これからも頑張ってほしいですね。 |
ホンダブースでは佐藤琢磨選手が使用した、 アンデレっティ・オートスポーツのDW12がありました。
琢磨選手の偉業には、世界が驚かされましたね。 インディは、オーバルコースを周回するレースなので、 単調だという人もいますが、平均持続は370km!! コーナーリングでは、4Gの負荷がかかります。
4Gを体に受けると、脳へ血液が運ばれにくくなります。 すると、物が灰色に見えたり、視野が極端に狭くなったりします。 また呼吸も難しくなりますので、普通の人は意識を失います。
ドライバーはこれらに対応する為、フック呼吸という呼吸法や、 腕に力を入れて、意図的に血流を上げてレースを戦っています。
時速370kmの世界では、1秒で約1kmマシンは進みますから、 一瞬のミスで死につながります。 こういう事を知っていると、レーサーの偉大さがよく分かります。 |
ミクニブースの正面には全日本ロードレースのGSX-R600が展示されていました。
バフ研磨されたフレーム・スイングアームが眩しかったです。
そしてブースの中には、管楽器のように輝くスロットルボディが展示されていました。 見ているだけで運気が上がりそうな、神々しい製品。 |
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